古材を使った新築

古材を使った新築

木の文化をさぐる1400年たった法隆寺のヒノキの柱と、真新しいヒノキの柱、どちらが強いと聞かれたら、即座に「新しいほう」と答えるでしょう。
でも、その答えは正しくないのです。
なぜなら、木は伐採されて、200年から300年までの間は、圧縮強さや曲げ強さがじわじわ増して、2〜3割も上昇します。
その時期を過ぎてからは緩やかに下降していきますが、下がりきった1000年後も新材よりも1割は強いことがわかっています。
(千葉工業大学理事・教授 小原二郎氏 著作「木の文化をさぐる」より)

200年前のはりや柱の深い味わい
新潟県上越市にあった古民家の材料を再利用
使った部材はケヤキや地マツの柱とはりなど
深みのある古色の柱が白色漆喰壁と見事に調和

レトロな新築工事
人間でたとえるなら、幼児の骨はやわらかく折れやすいが、大人になるにつれて、堅く丈夫になり、やがてもろくなっていくのと現象は似ています。
ここが鉄やアルミなどの金属の性質と違うところです。
木はまさしく私たちと同じ生き物です。
一番強くなるはるか手前で廃棄してしまう日本の建築状況を木からはどう映っているのでしょうか。

法隆寺を支えた木

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